5月は早くも日本中で夏日や真夏日が観測されましたね。
そして先週からは日本各地で梅雨入りしました。
今年初の冷房を付けた方もいらっしゃるのではないでしょうか?
梅雨が明けたらエアコンも本格稼働のシーズンに入ります。
今回は、本格シーズン前のエアコンのチェックと、お手入れの情報をお届けいたします。
快適に運転出来ている間は良いのですが、やはりエアコンも電化製品、故障する事があるんですね。
「夏真っ盛りに故障!?」なんて事も困りものです。
でも実は、エアコンの故障はシーズンの初めに起こってしまう場合がやっかいなんです。
なぜなら、エアコンの修理業者さんはシーズン初めが一番忙しく、すぐに修理に来てもらえない可能性があるからです。
町中のお部屋に設置されているエアコン
不動産業界でも、お部屋を探す方が最も重視される設備や仕様の一つがエアコンです。
「次に引っ越す時は(も)絶対ほしい」ランクでは、都市ガスや温水洗浄便座を引き離し、ダントツの1位を取得しています(リクルート住まいカンパニーによる「2014年度賃貸契約者に見る部屋探しの実態調査」)。
今や、エアコンのない部屋は借り手がつかないと言っても過言ではないほど、エアコンは普及しているんですね。
気温が上がると問い合わせ件数も上がる
これだけ町の部屋中にあふれているエアコンです。
これがいっせいに使用され始める時期になると、不動産管理会社にも修理や点検の相談や依頼が集中します。
「冷房の効きが悪い」というお電話をはじめ、さまざまなお問い合わせが寄せられます。
しかし誠に心苦しい事に、この時期は修理業者さんが繁忙期のため、早急にお客様の元にかけつける事がむずかしいのが実情なのです……
エアコン故障の相談例
・途中で止まってしまう
・風が出ない
・雨の日に動かない
・冷房なのに温風が出てくる
・水漏れする
・室外機から音がする
・室外機の音がうるさい
・においがする
・リモコンが反応しない
シーズン前後のお手入れが大切!
エアコンの故障は、久しぶりにスイッチを入れて初めて気づく人が多いものです。
いざこれから!という時にエアコンが付かず、しかもなかなか直らず、寝苦しい連夜を過ごすような事にならないためにも、シーズン前には早めのエアコンのチェックと、シーズン後にはしっかりとお手入れをしましょう!
シーズン前の確認ポイント
①電源プラグを抜きましょう。
②室内・室外ユニットの吹出口がふさがれていないか確認しましょう。
③ドレン(排水)ホースの排水口がふさがれていないか確認しましょう。
④アース線が断線していたり、はずれていないか確認しましょう。
⑤アースが不確実な場合、感電や火災の原因になります(アース工事は、お買い上げの販売店または専門業者にご依頼ください)。
⑥リモコンに乾電池を入れます。
⑦電源プラグを差し込みます。
⑧電源プラグ、コンセントのホコリを取り除き、ガタつきのないように刃の根元まで確実に差し込んでください。
⑨試運転をして、問題がないか確認しましょう。
シーズン後のお手入れ方法
(1ヶ月以上使わない場合のお手入れ方法)
①晴れた日に半日ほど送風運転をして、機内内部を乾燥させましょう。
②電源プラグは抜いておきましょう。
③エアフィルターを掃除し十分乾かして、もとどおりに本体に取り付けておきましょう。
④リモコンの電池は液漏れ防止のため、取り出しておきましょう。
※富士通ゼネラルHPより
エアコンの修理費用は誰の負担?
さて、いざ故障となると気になるのはエアコンの修理費用ですよね。
安心してください。
賃貸物件に備え付けのエアコンは、賃貸契約に特約がない限り、入居者さんが修理費を負担する必要はありません。
エアコンの故障により本来期待出来た快適性が失われるため、オーナーさんが修理の義務を負うというわけです。
ただし、以前の居住者さんが自費で設置したエアコンを引き続き使用している場合は、修理費用は入居者さんの負担となります。
後々のトラブルを避けるために、お部屋探しの際はその点の契約内容を確認しておくと良いでしょう。
早めのエアコンチェックで快適な生活を!
今回はシーズン前後のエアコンのチェックとお手入れについてご紹介しました。
今年もこの梅雨が明けたら夏本番!
待ったなしです(笑)
ぜひお早めにエアコンを整え、本格的なシーズンの到来に備えましょう!
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