パリで行きたい場所と言えばルーヴル美術館、エッフェル塔、凱旋門などの観光名所が思い浮かぶと思いますが、街中の素敵なカフェを思いつく人もいるだろうと思います。
今回は、パリのカフェについて、お店の入り方などを簡単に紹介していきます。
※ここでのカフェは、主に大通りに面する大型のカフェを指して用いています。
パリのカフェは多くの店が店内席のほかにテラスを構えています。
営業時間はおおむね7時半ー25時くらいまで。
値段
値段は立地や店によって大きく変わりますが、平均してエスプレッソがおおむね2ユーロ~6ユーロ(※約240円~720円)となります。
※1ユーロ120円で計算、2017年2月時点
観光客で賑わうオペラ座からルーヴル美術館が平均約3.5ユーロ。
シャンゼリゼ大通り老舗カフェでは、エスプレッソ1杯8ユーロ(※約960円)というところもあります。
また、座る席によっても金額が変わり、立ち飲みカウンター、店内、テラス席の順に高くなっていきます。
立ち飲みカウンターは安いですが主に常連客が利用します。
喫煙は、テラス席に限り可能です。カフェに限らず、パリの建物の屋内ではほぼ吸えないと言っていいでしょう。

メニュー
メニューはフランス語のほか、大通りに面した大きな店ならば英語でも併記されています。
多くの店では飲み物や軽食のほか、ランチやディナーのために本格的な料理も用意されています。
食事で利用する場合、前菜、主菜、ワインなどと順番に記載されているメニューが渡されますが、それぞれ一通り頼まなければならないという事ではなく、前菜とメインのみ、メインと飲み物のみなど、好きな組み合わせで頼んでも問題ありません。
また、品書きの中に「Menu」と記されているリストがあります。
これは「ムニュ」と読み、定食の意であり、単品ずつ注文するよりもお得な値段設定になっています。
日本で言う「メニュー」は「カルト(Carte)」となりますのでご注意ください!
入店したら
カフェで過ごす時の一通りの流れですが、店に入った後はそのまま好きな席に座り、ウエイターがメニューを持ってきてくれますので待っていてください。
また、日本のように入口でウエイターが案内をしてくれる場合もありますが、いずれの場合も、ウエイターと対面した際はぜひ「bonjour!」と明るく挨拶してください。
注文をお願いする時は日本のように声を出しては呼ばず、目を合わせると来てくれます。
また、パリの中心地にあるようなお店のほとんどは英語が通じます。
フランス人は英語を話してくれないなんて噂も耳にしますが、そんな事はありません。
挨拶はフランス語のほうが喜ばれますが、注文は英語でも嫌な顔はされません。

お会計
お会計は、レジではなくテーブルで行います。目を合わせて右手で何かを書くジェスチャーをするか、「会計をお願いします」(仏:L’addition s’il vous plait./ラディスィオン・スィル・ヴ・プレ)と声をかけてください。
あるいは、カードか現金をテーブルに置いておくと、何も言わずともウエイターさんがお会計を済ましてくれます。
チップ文化のある欧米諸国では、お会計後にお店やウエイターのサービスに対する感謝の気持ちを示すために小銭を置いていきます。
金額は、気持ちに応じて、請求金額の5~20%と考えておいてください。
勘定書にサービス料(チップ料金)が含まれている場合は不要ですが、気持ちに応じてチップを渡します。
渡すタイミングは、テーブル会計を終えたらチップをテーブルに乗せて去るか、会計の際にウエイターの手に握らせるように渡すのもいいでしょう。
きっとありがとうと微笑んでくれます。
次回は、パリのカフェのコーヒーメニューについてご紹介します。
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