今回はドイツでの銀行の普通口座開設の一般的な流れを紹介します。
1. 予約
口座の開設は各支店窓口で行われますが、ドイツでは店頭へ行く前に手続きを行いたい支店に電話をかけて予約をいれる必要があります。
電話予約のタイミングは、手続きしたい日の約一週間前程度で大丈夫です。
予約無しで行くと断られてしまう事がほとんどなのでしっかり予約を取ることをお勧めします。
電話が繋がったら、新しい《普通口座》Ginokonto(ギーノコント)の開設したいので日程を予約をしたい旨を伝えましょう。
伝えると、多くの場合幾つか質問を問われます。
内容は、
- 何日何時に手続きの予約を希望するか
- 既にビザは持っているのか、あるいはこれから取得する予定はあるか
- ビザの種類はどんなものか
- どのくらいドイツに滞在するのか
- 口座開設の理由は何か etc.
ここでしっかり答えられないと断られてしまう事もあるようなので、予めスムーズに答えられるように回答を用意しておくとよいでしょう。
英語でも予約できるの?
予約及び面接はドイツ語での手続きが一般的になりますが、英語で手続きを行ってくれる場所も多く在ります。
どこが英語手続きができるかは銀行や支店の方針、行員の判断の違いによる為、残念ながら断言はできませんが、予約の際あるいはいざ面接に行ってからドイツ語での手続きしか受け付けていないと断られてしまっても、めげずに他の銀行や支店へチャレンジしてみてください!
2. 手続き、面接
予約した手続き当日に持って行くものは
- パスポート、またはビザ
- 住民登録証
- そのほかに可能であれば、入学証明書、ドイツの保険の書類、日本の銀行の残高証明等、自分のステータスをしっかり示せるもの
銀行に着いたら、予約を済ませてありGinokontoを開設したい旨を案内の行員に伝えます。
すると担当の行員がいる所まで案内してくれるはずです。
そして手続きが始まり、パスポート類の書類の確認、面接、口座の利用案内となります。
面接の際にも幾つか質問をされます。
- 何のために開設するのか
- 入金できる資金はあるか
- 入金後の使用用途は何か
- 継続的または定期的な仕送り、収入はあるのか etc.
ここでも回答を用意しておくとスムーズです。
面接では銀行口座を利用する目的をしっかり伝える事が大切です。
また、口座維持費を支払い続ける事ができる事が明示できるとさらによいでしょう。
※ほとんどのドイツの銀行では口座維持費として月々7€程度、口座から自動で引き落とされます。
面接を通過し、口座に関する書類にサインを完了すると口座開設の手続きは終了となります。
3. 開設後、キャッシュカード受け取り
キャッシュカードとカードの暗証番号は、おおよそ1週間~2週間で郵便で送られてきます。
口座開設後、出入金の注意
ほとんどの銀行では書類にサインを終えた時点で口座を開設したことになり、いつでも入金ができる状態にあります。
しかし引き出しをしたい場合はキャッシュカードが必要であり、カードが届くまで待たなければなりませんので注意が必要です!
以上、ドイツの銀行口座開設の手順でした。
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