楽器可賃貸物件を契約・引っ越す・音大に入学する…音大生活の初期費用は?

楽器演奏可能であることは、音大生にとって賃貸物件の必須条件です。ソナーレは音大生のみなさま、音楽家のみなさまに楽器演奏可能な賃貸物件をご紹介し続けてきた、安心と信頼の不動産会社。長い間、音大受験生のみなさまと契約を結び、多くの音大卒業生が羽ばたいてゆく姿を応援して参りました。

音大受験生のみなさまにとって、新たに始まる音大生としての生活に、さまざまな希望や憧れがあると思います。しかし同じくらい、不安や気がかりもあるのではないでしょうか。中でもシビアな問題のひとつ、音大に合格し、音大生になってから最初にかかる初期費用について詳しく解説していきます。

音大に入学までにかかる費用

音大を受験するために、音楽を専門的に学べる高校に入ったり、音大専用の予備校に通う受験生も多いことでしょう。中には高名な先生のレッスンを受けるため、地方から東京へ通っているという高校生もいます。

楽器を習うためには楽器代、調律などのメンテナンス代、レッスン代、楽譜代や交通費などさまざまな費用がかかることは、もうみなさんご存じですよね。それでは、音大に無事入学するまでにかかる費用についてご紹介します。

音大が開催する講習会への参加費

音大では主に夏休みと冬休みを利用して、受験のための講習会を開催します。実技レッスンやソルフェージュなど、受験科目やそれ以降も役立つ講習会で、音大受験生にとっては必須のイベントと言えます。昨今のオンライン授業化で無料となっている大学もごく一部にありますが、だいたい実技レッスンを含め料金がかかります。

また講習会は3日から5日ほどにわたって開催されることが多いため、講習会の間、地方出身者など家から通えない受験生はホテルを手配しなければなりません。多くの大学では講習会のために、便利なホテルを紹介してくれますが、その費用も含めると、1度の講習会でかなりの額になると計算しておくと良いでしょう。

ホテルへの宿泊費用のほか、食費や交通費などもかかるからです。

音大の受験費用

音大に限らず、どの大学でも検定料(受験費用)がかかります。音大でも大学入学共通テストを活用するところは少なくありません。大学入学共通テストは、2教科以下が12,000円、3教科以上が18,000円です。

さらに大学ごとに受験料がかかります。国公立大学の2次試験はだいたい17,000円前後になります。東京6音大の受験費用は、大学によって多少ばらつきがありますが34,000円~35,000円前後が平均です。

大学受験を併願した場合、国公立の藝大を第一志望、私立大を3か所併願しただけで、受験料だけでもかなりの金額です。さらに地方出身の方であれば、受験のたびにホテルを予約しなければなりません。受験期は受験用パックでお得になるホテルも少なくありませんが、往復の交通費を含めれば大きな出費です。

また国公立大が第一志望の場合、私立大の入学手続き期限が来てしまう場合は、第二志望の私立大に入学金を納めなければなりません。音大の場合、一般的な私立大よりも若干入学金が高めに設定されており、だいたい20万円前後が相場になります。

https://hoken-kyokasho.com/college-of-music-fee (参考)

音大受験をするだけでも、40万~50万円は用意しておく必要があるということです。また国立大に合格し、私立大には入らない場合も、ほとんどは入学金が返ってきません。

入学金

入学金は、前述しましたが試験に合格し、入学を仮決定した大学に納めるお金です。私立大学の入試よりも国立大の二次試験が遅く実施されるため、国公立の音楽大学が第一志望だった場合、ギリギリまで本命大学の合否が判りません。

国公立大の合格発表はかなり遅いため、第二志望以降の私立音大学の入学手続き期間が切れてしまう恐れがあります。入学手続き期間が切れてしまうと、せっかく合格しても入学資格を失ってしまいます。

そのため、万一第一志望の音楽大学に失敗したときの保険として、私立音大の入学金を納めるケースが多いのです。私立大学同士でもそれは同じで、第一志望の私立音大合格発表の日よりも、第二志望私立音大の入学手続き期限が早ければ、入学金を納めなければならないのです。

さらに入学に際して提出する書類の発行料や送料などを含めると、金額はどんどん上がっていきます。

音大入学後にかかるお金

音大に入学してからは、もちろん多額のお金がかかります。音大に入学してからかかるお金を、入学金以降のものについて見ていきましょう。

授業料

授業料は、その名のとおり授業を受けるためにかかる費用です。大学では4月に一括で支払うケースと、前期・後期に分けて支払うケースがあります。4月に一括払いする大学では、授業料の他にかかる諸費用も同時に支払わなければならないことが多いでしょう。

大学の初年度にかかる学費のうち、大半をこの授業料が占めます。授業料は純粋に授業に関する金額だけで、大学ではその他諸経費がかかります。

諸経費

諸経費とは、大学によってさまざまですが施設使用料など、大学運営や大学キャンパスの設備維持に関するお金です。施設使用料や学生会費、OB会やOG会などへの積立金など、名目は多岐にわたります。

これらの金額をすべて含めた金額が、諸経費と呼ばれるものです。こちらも国公立と私立で大きく変化し、大学によっても異なります。

テキスト・楽譜など

そのほかに、授業が始まるとテキストや楽譜などが随時必要になってきます。テキストはゼミの教授が執筆したものをはじめ、さまざまな本が提示されます。大学のテキストは高いものが少なくありません。

しかし、大学近隣に古書店やリサイクルブックショップがあれば、ちょっとのぞいてみましょう。去年より前にその授業をとった先輩たちが売ったテキストが、格安で並んでいる…なんてこともあります。

マンションや自宅から大学前までの定期代

マンションや自宅から大学に通う場合、毎日のことなので多くの方が定期を利用すると思います。アクセスによってはこちらも数ヶ月分のまとめ払いで数万円かかります。頑張って新幹線などを利用する場合、1ヶ月数万円かかることもあります。

大学受験・入学にかかるお金は私立だと初年度だけで300万近く

私立の音大を受ける場合、受験生のための講習会参加費用や入試、第二志望を含めた入学金、授業料や諸経費を合わせて4月納入金が250万円~300万円近くになります。中には遠方から飛行機でかけつける受験生もいるので、学生によってはもっとお金がかかっているというケースもあります。音大を受験するためには、初年度大学に関する費用だけでこれだけかかるということを、親御様と意思疎通しておくことが大切です。

敷金・礼金など賃貸物件に関するお金

楽器可賃貸物件は、受験生の夏休み、各大学の講習会が開かれるまでに目星をつけておくことがポイントです。受験生は夏休みが終わると同時に、非常に忙しい時期に突入してしまうからです。

夏休みの講習会前にある程度目星をつけておき、ソナーレにご相談いただければ、講習会の時期を利用して物件や周囲の環境をチェックすることも可能です。それでは賃貸物件に関するお金がどれくらいかかるのかをご紹介しましょう。

敷金

敷金は契約期間中に賃貸物件を傷つけた場合の担保や、家賃滞納時の担保として、契約時に支払うお金です。一般的には家賃の1~2ヶ月分が相場です。ソナーレでは敷金1ヶ月分償却という方法も採用しており、入居の際に家賃1ヶ月~2ヶ月分の敷金をお支払いいただきます。償却制度になっている敷金は、解約後の返却はございません。

礼金

礼金は、賃貸物件の所有者である大家さんに支払うお礼金です。こちらは敷金と全く違った性質のお金になり、返却はされません。一般的に家賃の1~2ヶ月分が相場です。賃貸物件を契約する場合、「敷金・礼金」とひとまとめにされることの多い必要経費です。

仲介手数料

仲介手数料は、ソナーレをはじめとする不動産会社への対価として発生する料金です。賃貸物件の賃貸借取引は、宅地建物取引業法という法律にのっとって手続きが行われます。仲介手数料も、この法律で定められた手数料です。

管理費

管理費は、共益費と呼ばれることもあります。共用のマンション玄関、エントランス、駐輪場、階段、共用廊下などの運営・整備に関するお金です。

たとえば共用廊下の電灯がきれた場合、管理費の中から修理費や新しい電球代が充てられます。きちんと管理費分管理されている建物かどうか、見学時によくチェックしたいポイントです。

また入居時に防犯のためカギを新しくする場合、その金額も支払います。

保険料

ソナーレでは、楽器演奏可能賃貸物件を利用されるみなさまに、家財保険に加入していただいております。一般的な住宅が火災保険に入るように、現在は学生の間しか利用しないケースでも家財保険に入ることが当たり前になっています。家財保険の金額は年間数千円~1万円前後程度です。

家賃

基本的な出費になりますが、家賃も必要です。ソナーレマンションでは、もっとも人気が高くよく利用される物件の家賃は7万円~10万円前後となっています。家賃は敷金・礼金の基礎にもなりますし、今後毎月かかってくる必要経費。親御様とご相談の上、アクセスや料金などを考慮して、どれくらいの家賃のお部屋にするかを決めてくださいね。

楽器可賃貸物件の初期費用はだいたい家賃の4.5~6.5ヶ月分ほど

楽器可賃貸物件の初期費用を計算すると、だいたい家賃の4.5~6.5ヶ分前後ほどの金額になります。5ヶ月分としても、8万円のお部屋に入居する場合、賃貸物件契約に関するお金が40万円程度は必要になる計算です。

引っ越し費用

地方在住の方はもちろん、音大入学生は自宅から通える範囲であってもソナーレのような楽器演奏可能賃貸物件を利用する方が少なくありません。通学時間を少しでも練習時間に充てたい、家にこれ以上防音工事を施せない、通学圏内に家がないという場合はどうしても引っ越しの必要があります。多くの場合、引っ越しは音大合格が決まってから行います。

しかし例年2月~4月は引っ越し業界にとって、もっとも忙しい繁忙期です。料金も高くなりますし、なにより混みあってしまって、なかなか入れない状態ということも珍しくありません。志望大学がある程度決まった時点で早目に予約を入れておくと安心でしょう。

また単身パックなどを活用すると、一般の引越しよりお得になります。

家電製品や家具購入費

ソナーレマンションはエアコンや、マンションによっては浴室乾燥がついていますが、冷蔵庫や洗濯機などの家電はそれぞれお好みのものをお持ち込みいただいています。さらにベッドやテーブルといった家具も、インテリアの好みに合わせて必要なだけそろえなければなりません。お部屋にグランドピアノを入れる場合、6畳か8畳かによっても、揃えられる家具は違ってきます。

グランドピアノが絶対に必要なピアノ科の方は、まずお部屋とグランドピアノの兼ね合いを見てから、その他の家具・家電がどれくらい入るかを計算しましょう。また最近では格安の家電や家具が買えて、家まで届けてくれる通販サイトや量販店もたくさん存在します。

家から引っ越しで運ぶよりも、思い切ってすべて新規で揃えた方が安上がりで、お部屋にもしっくりおさまるということも多いものです。

受験・入学・賃貸物件契約・引っ越しをトータルすると400万円前後になることも

これまで、受験準備から入学、賃貸物件契約、引っ越し、新生活スタートと、4月の大学スタートまでにかかるお金をざっくりですが計算してきました。

国公立音大…受験準備20万円前後・受験45万円前後・初年度の大学納入金120万円前後
        マンション契約・引っ越し・生活準備諸経費100万円前後
        計220万円前後

私立音大…受験準備20万円前後・受験45万円前後・初年度の大学納入金270万円前後
        マンション契約・引っ越し・生活準備諸経費100万円前後
        計370~400万円前後

このほかにも楽器を新規購入する方、専門の先生のレッスンを受ける方などは、別途お金がかかります。

自分でもしっかり把握しておきましょう

「音大はお金がかかる」とは、よく言われることですが、音大に限らず大学を受験し入学、一人暮らしの新生活をスタートすることは、非常にお金がかかることなのです。

親御様とも初年度にかかるお金や4年間でかかるお金についてよく話をして、どれくらいのお金がかかるのか自分でもしっかり把握しておきましょう。

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