昨今の新型コロナウイルスの影響で私たちの生活は一変し、音楽を専門に学ぶ音楽大学も例外なく、その環境に順応せざるを得ませんでした。
ライブ配信やリモート演奏が普及する中、生の音でしか感じ取れない魅力や奥深さが音楽にはあります。
今回はそんなコロナ禍で変化した音大生生活と変わらない実情、需要が高まる楽器可物件で一人暮らしをすることのメリットをお話していきたいと思います。
コロナ禍の音大生生活の変化と現状

音楽大学の主な授業といえば、音楽理論や音楽史等の座学から、オーケストラや吹奏楽、オペラといった大規模な授業まで様々あります。
コロナ禍に直面した各音楽大学は、工夫を凝らしながらリモート授業を取り入れ、音大生がこれまでと同じように音楽を学べるように最善を尽くしてきたと思います。
しかしながら”音楽を学ぶ”ということは、単純に座学だけで学べるものではなく、実際に音を奏でることが必要不可欠です。また、日々のコミュニケーションから仕事を得たり、その仕事が卒業後の仕事に直結していく、そんな音楽大学独自の特殊な環境があると言えます。
今現在は、新型コロナ対策をしながら、以前と同じように実際に通学をして演奏をする授業が多くなってきています。全てが通学ではない為、専攻によっては通学授業がある時のみ、地方から通っている学生がいるという話も耳にします。練習室の利用に制限がある為、予約ができない、思うように練習ができないなんて声も度々耳にします。
私の音大生時代は大学の練習室を使うことが多かったのですが、コロナ禍前から練習室の予約は常にいっぱいで、十分な練習時間を確保できずにいました。卒業後は勿論、音大の設備は使えませんし、カラオケやスタジオに通うにも費用がかかります。
そんな状況下で、楽器演奏可能物件への引越しを決意する方が増え、楽器可物件の需要が増しているのが現状です。
その背景には一体どのような変化や問題があるのでしょうか?
コロナ禍で楽器可物件への引越しを決意した理由は?
私は、某音楽大学を卒業するのと同時に、コロナ禍に見舞われました。卒業後に決まっていた演奏の仕事は全てキャンセル、一般物件に住んでいた為に楽器の練習もできないという状況に陥りました。
当時、各音楽大学は勿論、カラオケボックス等も閉鎖され、楽器を演奏できる環境を失いました。
部屋で試しに練習をしてみたものの、10分足らずで苦情がきてしまいました。
コロナ禍で在宅勤務をする人も増え、より一層一般物件での楽器演奏は厳しくなったと思います。
部屋での練習を諦め、防音物件に住む友人に頼み、練習をさせてもらったこともありました。
自分の家で自由に好きなだけ演奏できるなんてと羨ましく思い、私も楽器可物件に住むことを決意しました。
防音物件を調べ始めてすぐ、値段の高さに驚愕し、音楽の仕事が無い現状で住むには大きすぎる壁でした。
そんな中辿り着いたのが、”楽器可物件を取り扱うソナーレ”でした。
賃料は周辺地域の賃料相場でありながら、演奏可能時間は楽器を自由に演奏できるとの好条件。
ほとんどの物件が8:00~23:00の間演奏ができるとのことで、すぐに申込みをしました。
HPで物件を見つけてから、早2週間ほどで引越しが決まり、念願の練習環境を手に入れることが出来ました。
リモートで地方から学校生活を送ることのデメリットとは?

音楽大学に限らず、リモート授業が多いという理由で、実家のある遠い地域からリモートで学校生活を送る方も多いと聞きます。一人暮らしをする必要もない為、出費をかなり抑えられるというメリットはあると思います。
ですが、音楽大学という特殊な環境においては、デメリットも多いと考えています。
前述のとおり、学生生活で得た人間関係などが卒業後の仕事に直結することが多いですし、楽器を使った授業(アンサンブル等)は、授業外でも合わせ練習をすることがほとんどです。
その中でより良い人間関係を構築し、同じ志を持った仲間とコンサートを開いたり、演奏依頼の仕事を受けたりと、学生の頃からお金をいただいて演奏の仕事をしたりすることもしばしばありました。
そういったコミュニケーションは、リモートのみで行うことは厳しいですし、週に1回地方から通ったりするよりも、大学近くで一人暮らしをした方がメリットは多いです。
単旋律楽器においては、一人で演奏できないことの方が多いので、その影響は計り知れないと思います。
最後に
このようにコロナ禍で変えざる得なかった事もありますし、変わらないものというものあります。
ライブ配信やビデオでのコンサートが普及していく中でも、生演奏に勝るものはないと強く思います。
満席の会場で演奏が行われる日が必ず来ると信じています。





